2010年10月28日木曜日

忍者の修行




きょうはサムエル幼児園の年長組(はと)のお泊まり会でした。
小鳥の森という公園で忍者の修行をしました。子供は赤、白、青、黄、緑、桃色の忍者の格好をして、「~まる」という名前になり理ます。私も「にんまる」です。寒いのでけっこう着込んで忍者の格好をしました。いろいろなポイントで修行をするのです。
ゴムひもをくぐったり、手裏剣を投げたり、みんななりきってます。
これでなんじゃから最後は忍者に認定されるという冒険です。
とにかく寒かったですが、楽しかったです。
男子のお風呂にも入れて、夜のお楽しみ会では、恒例のかなりインチキ臭い手品や皿回しをする「ドクターセーラ」になりました。
詳細は秘密ですがてきとうにウケてよかったです。

2010年10月25日月曜日

ヒーロー乾電池

雨の中、3~6年生16人と教師二人で犬島へ瀬戸内国際芸術祭2010を見に行ってきました。フェリーが出る宝伝の港には、強い雨にもかかわらず、たくさんの人が並んでいました。今週で終わるからでしょうか。とにかく、11時のフェリーには乗り切れず、戻ってくる船を待ちました。
はじめての船と言う生徒もいて、ちょっと興奮気味でしたが3キロもない短い距離を10分ほどで犬島に着きました。
チケットを買っている間は、みんなは砂浜で石を投げていました。黒い砂が多いのが印象的です。雨が少し小ぶりになる中を、あの有名な廃墟「精錬所」へ向いまいした。レンガの迷路のようなところを少し廻ってから、中に入るためにまた並びました。
美術の大村先生は、レンガを見ながら子供たちに色んな顔に見えるよねと、いっしょに石をたどっていました。
中にやっと入れるとまず、うす暗い玄関で待ちます。そして、扉を開けて中に入ると巨大な太陽の映像が光っているところからずっと長い廊下が見えます。電灯はなく、すべて自然の光を取り込んでおり、薄暗い中に黒い石が鈍く光っています。ゆっくりと歩いていくと、長い廊下は、実は折れ曲がっていて鏡を向かい合わせにしているのでそう見えたのです。振り返るとあの太陽がオレンジに光っているのが遠くに見えます。
そうして、大きな部屋に入るとそこには、部屋のかべがつってあり、下は大きな四角く浅い池のようになっていました。それから、さらに奥の間に入ると襖が向い合わせになっていて、それを開けると鏡が無限に反射して、そのうえに赤い光で文字が浮かびあがりました。おびただしい文字は、血が滴る様に、上から崩れ落ちて消えていくのです。
この文字が檄文だと聞き、ぞくっとしました。これは、柳幸典が三島由紀夫を素材にして作り上げたアートだったのです。この襖も先ほどの部屋の一部も渋谷にあった旧三島邸のものだったのです。
そとにも、その格子窓に囲まれて、中に金属でつくられた文字がおびただしくつってありました。それもおそらく檄文か「英霊の声」だと思います。
まさか、ここで三島に遭うとは思ってもいなかったので、驚きでした。子どもたちは、意味もわからないままでしたが、飽きる様子もなく、一生懸命見ていました。アートとして力を感じたのかなと思いました。
それもあったと思いますが、おなかも空いたようでした。
雨が一時闇、細い山道を歩いて、少年自然の家につきました。その玄関をお借りしてお弁当を食べました。すぐに鬼ごっこをしていましたが、滑ってずぶ濡れになる人もいました。
家プロジェクトも2件訪ねて、港に戻りました。はぐれた人もいましたが、ちゃんと港で会えました。
どうして、こんなに三島由紀夫に驚いたのかは、また、今月の読書について書くときにでも紹介できると思います。
そういえば、この柳幸典のアートを「ヒーロー乾電池」と名づけられていました。

2010年10月22日金曜日

ハリガネムシ

理科の時間は、近くの用水路に魚捕りに行きます。今日は、3,4年生と一緒に行ってみました。すると、用水路のヘリに2匹のハラビロカマキリがいました。一匹はすぐに水に飛び込んで水に浸かりながら壁にしがみついていたので、捕まえてみると、やはりお尻から黒くて細長いものが出てきました。
もう一匹の方も捕まえて、バケツの水にお尻をつけていると、またするすると出てきました。全長30センチくらいのハリガネムシです。
カマキリの中に寄生していたものです。さわってみるとかなり硬いです。口も目もないのに、細長い体を動かしています。
数年前には、生徒がずいぶんたくさんカマキリを捕まえては、水につけてハリガネムシを出していたので、その中から数匹を飼っていたこともあります。
やはり、カマキリを水辺に誘導させるのは本当ですね。カマキリは逃しましたが、すぐに死ぬわけではないようです。もう少し追跡観察をすればよかった気もします。
測ったわけではないのですが、カマキリのお腹が5センチくらいだとすると5回も折りたたんで入っていたことになります。
今は、水槽の中に入れていますが、春にとってきたプラナリアもずいぶん職員室では、気味悪がられたので、しばらくしたら逃すつもりです。引き取りたい方はいますか。

2010年10月20日水曜日

SICA 遠足でJFEへ

SICAの遠足は、水島にある「JFEスチール株式会社」。バスで入っていくと大きな工場がいっぱい。見学では、石炭や鉄鉱石の山やそれをオーストラリアから運ぶ20万トンの全長300メートルもある船とか、1億5千万円の車とか、溶鉱炉から溶けた鉄を入れているところとか、けっこう車内は興奮してました。説明のおじさんもとても素敵な人で、退職後にこういうこと以外にもバスの添乗員をしているそうです。手品も上手でした。
そして、メインの見学は、「厚板工場」。階段を登っていくと下では、巨大な鉄の塊がローラーに乗って勢いよくさらに大きな機械の中に吸い込まれていきます。オレンジに光る厚い鉄は、底で富士山と同じくらいの力で何度も伸ばされて、厚板ミルという大きな板になっていくのです。ものすごい量の水蒸気と遠くで見ているのに逃げたくなるほどの熱が伝わってきます。みんな釘付けになって見入っていました。
どんな鉄でもこういうところから出来てきたんだと思うと、すごいものを持っている気がします。おみやげには、ステンレスのスプーンをいただきました。



2010年10月16日土曜日

運動会

ブログ復活。今日は、SICAの運動会でした。1時間目は授業参観。私は中学生に社会科。新聞の記事から、岡山の刑事事件、円高問題、裁判、武富士の整理銘柄など。
さて、運動会は駐車場のグランドで、42人の小学生から高校生が、タテ割りの3組に分かれて楽しみました。
準備運動には、しっぽとり。応援に来てくださった家族、知人も一緒です。三人四脚は2回練習したおかげで、途中で倒れることはありませんでした。けっこう、お父さんチームも速かったです。
応援合戦は、今回で2回目。わくわくチームプロジェクトでそれぞれの班ごとにアイディアを練って、練習を重ねてきました。主に高校生が考えて、中学生もいっしょに小学生をまとめていました。上級生になるほど、苦労がわかるものです。教師は極力見守るようにして、問題を解決していくプロセスを経験していけるように願っています。今回は、それぞれに賞を考えました。
まず、黄色組は、V字フォーメーションに並んで鉄腕アトムにのせてダンスです。場所が変わったり、ウエーブがあったり、なかなかの振り付けに小学生も必死に走っては、ダンスを頑張りました。「のりのりダンス、ふりふり翔くん。人文字アトムもかっこよく、エグザイルダンス賞」
青組は、ヒーローにのせて組体操です。決まればみんなの拍手にいつもより、体操にも力が入っていました。高校生から小学生までのピラミッドも見ごたえがありました。運動の好きな中学生がなぜか逆立ちに最後まで苦労していましたが、本番は決めました。「やるときはやる、さすが感動ピラミッド。奇跡のさかだち賞」
赤組は、となりのトトロの合奏。縦笛とピアニカ、太鼓が2台にシンバル、鈴など。これになんと4人のフラッグパフォーマンス。小学生の2年生、6年生、高校生の旗が決まってました。「トトロマーチでほっとして、フラッグでどきどき。しっかりきめて、甲子園に行こう賞」
こんな感じです。さらに今年のメインになるのは、「タイヤ奪い」。練習でも擦り傷が多かったのですが、エキサイトして引きずられて、砂だらけの人もいました。さらに大人の部も迫力満点で、筋肉痛になった人が続出でした。
最後は、リレー。1年生から始まり、アンカーの高校生まで、一周約150メートル。燃えました。
リレーの順番だけでなく、どの競技も自分達で組み合わせも考えて、みんなで作っていくことの楽しさが、見ている私たちにもすごく伝わってくるようでした。