2010年11月28日日曜日

11月の読書

辛うじて一冊。 ドストエフスキー「虐げられた人びと」(小笠原豊樹訳 新潮文庫)
この著者の本ではじめて感動しました。というか、はじめてわかったという感じかな。
後半の残り四分の一くらいになると急にストーリーが展開していく 傾向があるように思うけど、これもものすごい勢いでいクライマックスへ進みます。
でもこのタイトルの「虐げられた」というのがすごくロシアの社会的な雰囲気を連想させてしまいます。さらに本の裏の紹介の文章が「農奴解放を迎え本格的なブルジョア社会へ移行しようとしていたロシアの混乱の時代における虐げられた人びとの姿を描く・・・」とあって先入観が生まれてしまいます。でも、テーマとは少しかけ離れているように思います。
「悪霊」に至っては、これを読んで肩透かしを食った感じにもなりましたから、あてにしてはいけないものだと実感です。
テーマが恋愛なのか、人間の絆なのか、そういうことを簡単に語らせてくれないものがやっぱりあって、また挑みたくなります。
この本に関しては、ロシアの長くてしかもいろいろと変わる名前にもなれてきたせいか、全くわからなくなることがずいぶん減りました。
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