「三島由紀夫を読み解く」 松本徹 NHKカルチャーラジオ
三島の代表作をたどりながら背後に流れる文学と社会、あるいは日本文化との葛藤のようなものがわかりやすく浮かび上がっています。作品への評価も厳しく、冷静です。日本文学を古典にまでさかのぼって現代につなげようとしてきた意図には驚かされました。
「三島由紀夫の最期」 松本徹
10年前の本です。前書では深く追わなかった切腹自決を文学と行動とを追いながらその意味するところに迫っていきます。文学的な挫折、日本文化への危機感、それは単なる右翼思想ではとらえきれないものです。その究極的な行動の原理を古今集に見いだしていくことには圧倒されました。投げ掛けられているものを考えるには、別の場所で書きたいと思います。
ただ、高校生の時に天人五衰を読んだときの喪失感が松本氏の文章にもあって共感しました。
「昭和45年11月25日」 中川右介
三島が40年前に自決した日のことを120人近くの人にインタビューしたものです。あのときの時代を浮かび上がらせ感じさせ、どのように人々に映っていたのかを知ることには成功していると思いますが、三島の内面に迫っていくものではありません。新しい試みと労力には意味があるかもしれません。
「未成年」(下)ドストエフスキー 工藤精一郎訳 新潮文庫
若いアルカージーが父を慕い、年上の未亡人に恋を抱き、賭け事ににとらわれるという上下巻の長編。これで5大長編と言われるものはとりあえず目を通したことになりますが、何がわかったのかと言われても答えようがありません。とんでもない人と出会ってっしまった感じがしています。
「コーラン」 岩波文庫
上中巻と進んで下巻の途中で止まっていましたが、出張の車中でやっと読み終えました。下巻は初期に属するものだそうですが、地獄についてずいぶん語られています。イスラム教は一部の過激派によって、また歴史において好戦的に思われますが、読んでいるとむしろ受け入れられずに苦しむ姿が浮かび上がってきます。
「クマムシ?!」 鈴木忠 岩波書店
やっとこういう本に出会えたという感激で一気に読んでしまいました。さすがに専門家だけあって難しいところもありますが、クマムシがかわいいという熱愛が伝わってきました。私も観察できたら報告します。
三島の代表作をたどりながら背後に流れる文学と社会、あるいは日本文化との葛藤のようなものがわかりやすく浮かび上がっています。作品への評価も厳しく、冷静です。日本文学を古典にまでさかのぼって現代につなげようとしてきた意図には驚かされました。
「三島由紀夫の最期」 松本徹
10年前の本です。前書では深く追わなかった切腹自決を文学と行動とを追いながらその意味するところに迫っていきます。文学的な挫折、日本文化への危機感、それは単なる右翼思想ではとらえきれないものです。その究極的な行動の原理を古今集に見いだしていくことには圧倒されました。投げ掛けられているものを考えるには、別の場所で書きたいと思います。
ただ、高校生の時に天人五衰を読んだときの喪失感が松本氏の文章にもあって共感しました。
「昭和45年11月25日」 中川右介
三島が40年前に自決した日のことを120人近くの人にインタビューしたものです。あのときの時代を浮かび上がらせ感じさせ、どのように人々に映っていたのかを知ることには成功していると思いますが、三島の内面に迫っていくものではありません。新しい試みと労力には意味があるかもしれません。
「未成年」(下)ドストエフスキー 工藤精一郎訳 新潮文庫
若いアルカージーが父を慕い、年上の未亡人に恋を抱き、賭け事ににとらわれるという上下巻の長編。これで5大長編と言われるものはとりあえず目を通したことになりますが、何がわかったのかと言われても答えようがありません。とんでもない人と出会ってっしまった感じがしています。
「コーラン」 岩波文庫
上中巻と進んで下巻の途中で止まっていましたが、出張の車中でやっと読み終えました。下巻は初期に属するものだそうですが、地獄についてずいぶん語られています。イスラム教は一部の過激派によって、また歴史において好戦的に思われますが、読んでいるとむしろ受け入れられずに苦しむ姿が浮かび上がってきます。
「クマムシ?!」 鈴木忠 岩波書店
やっとこういう本に出会えたという感激で一気に読んでしまいました。さすがに専門家だけあって難しいところもありますが、クマムシがかわいいという熱愛が伝わってきました。私も観察できたら報告します。
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